湯本香樹実 - ポプラの秋

「いじめの時間」で、湯本香樹実さんが気になったので買ってみた。
今日は「ポプラの秋」の紹介です。
本当は「夏の庭」が読みたかったのだけど、ちょいと古本的にもまだ安くなってなかったので後回し。

ポプラの秋

前回の「いじめの時間」で光ってた（と私が思ってる）湯本香樹実さんの本。
江國香織　-　いじめの時間
いいですね。　やっぱり。
なんといっても読みやすいところがいい。
テーマは重たいのに、淡々と描かれているところが妙に共感できる。
そう、つらいことがあるときって、人間は妙に淡々としていたりするものなんよねぇと思ったりして。

早い子なら小学生からでも読めそう。
中学生～高校生くらいがお勧めかなとも思いますが。

最近、本を選ぶときに【小学生（あるいは中学生）の子が読んでもいいかどうか】ということを検討しながら読んでいるフシがある私です。
そういう意味では、これはオススメかと。
そういうのはある意味「ぬるい」とも言えるとも思いますが。
教育によくないとされている言葉や表現を使わなくても、ひとを動かすものは書けると思う。
衝撃的な言葉を羅列して、誰かに衝撃を与えるなんて、あまりにも簡単。
でもそれはそれでもちろんアリだと思いますけど。

本に年齢ってあんまりないと正直なところ、思う。
絵本だから中学生は読んじゃいけないとか、エロいから小学生は読んじゃいけないとか。
その年齢年齢によって感じ方は違うのだから、どんなものでも挑戦してほしい、と思う。
ノンフィクションものなら別ですが、物語は「嘘」だということをふまえたうえで、その世界に没頭してほしい。
それはゲームでも同じこと。
遊びであり、嘘であり、現実逃避であるということを理解した上でならば、どんなものだって怖くないんじゃないかな。
それをよく知らない人が怖がっているだけだと思う。

今回、ブックオフで購入したものたち。
１５００円以上で送料無料なので、だいたいそれくらいになるように注文してます。



群ようこ　-　おんなのるつぼ
手塚治虫　-　火の鳥（1）火の鳥（2）
湯本香樹実　-　春のオルガン
西原理恵子　-　サイバラ式
永遠幸　-　地獄少女（9）
永遠幸　-　新・地獄少女（2）

例によって下の２冊は娘に頼まれたもの。
安いからいいけど、ついで買わされが多いの、最近。
気が向いたら感想メモ予定！

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