吉本ばなな ほか - 中吊り小説

ナニ買おうかなぁ～とブックオフオンラインをうろついているときに見つけた１００円本。
あ、懐かしい、と思ってカートに入れました。
古本屋さんを本当にぶらぶらしているような感覚、好きです。



時期的には、私が大阪で通学だか通勤だかをしていた頃、電車の中吊りに連載されてたんだと思います。
実際に電車で中吊りを読むことはあんまりなかった。（始発駅だから座ってたのね。）
だからほとんど覚えてないけど、店頭に並んだら買おう・・・と思ってたような気がする。
そして結局そのまま忘れていたか、買うのをやめたものでした。
※文庫本のあとがきみたいなものを読むと、ＪＲ東日本で掲載されてたらしい。
　関西で生活してたんだから、見たことないのも当然か・・・。

１冊にいろんな作家の作品が入ってるものって、得なようなそんなような。
好きな作家の物語がびっちり埋まっている本ならいい。
でも何割かは別にそうでない作家のが入ってるわけですよ。
幕の内弁当は豪華だけど、やっぱりからあげ弁当のほうが満足するわけで。
（たとえがすぐ食べモノになる病。）

でもまあ、１００円だから買い。
【絶版】という文字もあったし。　どうもその言葉に弱い。　でもまた売りに出す予定。

中身は短編いっぱい。
しんどい本ばかりが続いたときに、箸やすめのように読める１冊。
なんせ電車の中吊りにかかってた話だから、めちゃめちゃエロいわけでもないし、無難な感じにまとまってるというわけなんです。

時代を感じるな～と思ったのが、携帯が一切出てこないこと！
「その問題、携帯電話があったら解決じゃね？」っていうようなこともあったり・・・・
そうだよなぁ、当時は携帯なんてみんなが持ってるわけじゃなかった。
今なら電車通勤の間には、携帯を触って遊ぶところでしょうが、当時は文庫本を読んでいる人も多かった。
（ゲームボーイやってる女は少なかったけどな・・。）
なんかいろいろ懐かしかったです。

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